キスへのプレリュード

パーティで知り合ったピーターとリタは驚くほど馬が合い、数ヵ月後見事ゴールイン。
結婚式当日、謎の老人に幸せのキスを求められ、快く了承したリタだが・・・。

よくある入れ変わりもの。
入れ替わるまでの３０分間のピーターとリタの出会いのシーン耐えられるかどうかがこの映画を楽しめるかの分岐点となっている。

３０分間の我慢の末、ようやく入れ変わりが起こり、ストーリーに進展が見え始めたら、後は気分を楽にして見れる。よくある、主人公が恋人の異変に中々気づかないということもなく、意外とすぐ気づいてくれるのはコッチの精神的にも良い（物語的にはどうかと思うが）。

その後、お約束の元に戻る方法を探すのだが、案の定リタ（中身は爺）は上手いことピーターの下から姿を消す。
悲観に暮れ、爺の住所に行くと、同居している娘から爺はあと一年の命だと知らされる。
こういう会話があるんだから、最後なんか救いがあるんだろうと思ったそこのあなた。

残念！

投げっぱなしのジャーマンスープレックスのごとき、放置プレイ。
見方によっちゃ、残りの人生楽しく生きるわ～ってな感じにも取れますが、正直、主人公とヒロインからフォロー入れてやらなかったのはどうかと思うぞ。

一応、リタは生きるという不安から解放されたようですが・・・
爺は・・・？