プラダを着た悪魔

ジャーナリストを目指すアンドレアは、その足がかりとして
仕事・ファッション雑誌「ランウェイ」の編集部に就職する。
雑誌の編集長であるミランダのアシスタントとして働くが、
自分の世話をアシスタントに任せるミランダの横暴な態度と元々ファッションに興味がない自分と周りのギャップに苦労することに。

元々ファッションに興味のない女性が、ファッション業界に働くコトになったって話です。しかも、その上司が嫌な奴。
部下に自分の娘の宿題をさせるし、ステーキを頼ませたと思ったら、食わないっていうし（このステーキは排水溝へ。勿体無い）まだ発売されてないハリーポッターの本を貰って来なければクビにするというし、わがまま言いたい放題。
日本ならオー人事に電話したいところですが、郷に入れば郷に従えと言うように彼女も自分を変えていきます。

ミランダ役の女優さんの憎たらしい演技はさすが。
でも一番むかつくのは、エミリー役の人だと思う俺。
正直、染みだらけの顔で洋服がどうとか何言ってんだって思った。
服より中身ですよ。その点、アンドレア役の人は普通の姿でもかわいいのに、綺麗な服を着たらさらに可愛くなった。こりゃ惚れるね。
でも、アンドレアって正直・・ビッチのような気がする。
他の男と寝たのにより戻すとか・・・ねぇ。
ベッドで横になってるシーンとかは、最初のお着替えのシーンとか結構サービスシーンが多いので男性が見ても大丈夫かな？
でも基本は女性向き。
冒頭、複数の女性の身支度シーンを絡ませた意図は、主人公が誰か分からなくするためか、それとも一人だけファッションセンスのない主人公を浮き彫りにしたかったのか。前者ならいいが、後者ならこの演出は失敗では？元の人が魅力的過ぎる。
色々と良くしてくれた上司ナイジェルの昇進を自分の解任と引き換えに潰したミランダ。ナイジェルが「いつか償ってくれるでしょう」とものすごく残念にしていた。部下の昇進より、雑誌のクオリティーを保つため仕方がなかったとはいえあんまりだ。

帰りの車の中（どうでもいいが、車の外の風景が思いっきりはめ込みなのはどうなの？）そのことについてミランダを問いただすと、
「あなたは私に似ている」なんて言われちゃう。

てめぇとは違うといわんばかりに噴水に携帯を投げ込んでその場を去るアンドレア。

こうして彼女はプラダを着た悪魔にならずにすみましたとさ。