羊たちの沈黙

殺害した女性の剥ぐといった連続殺人犯バッファロー・ビルの手がかりを得るため、ＦＢＩの訓練生であるクラリスは、精神病棟に隔離されている”人食いハンニバル”ことハンニバル博士に捜査の協力を申し出る。

ハンニバルシリーズ第2章の映画化。
連続殺人鬼を追うために、天才殺人犯に教えを請うといった斬新なストーリーが当時の話題をさらったかどうかは知らないが、このレクター博士こそ、サスペンスホラー界きってのカリスマキャラであることは認めざる得ない。

獰猛であるが、知的で他人を心理的に動かすことが出来る能力を持つこのキャラクターに、果敢にも協力を申し出るのはクラリスという訓練生。
主席で学校を卒業する優秀な彼女にレクターも少しながら心を許し（妹の面影を感じたか？）、彼女の秘密と引き換えに犯人逮捕へのアドバイスとしてヒントを与え、徐々に対等な存在とみなしていく過程は映画屈指の名シーンだと思われる。

あと、犯人の嘘女ダンスも必見！