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幼い日に自らの目の前で妹を殺して食ったドイツ兵。
その光景に8年間苛まれたハンニバル・レクターは、
ある日、彼は自分の叔母であるレディ・ムラサキの家を訪れる。
彼女の地下には彼女の祖先が身につけていたという日本の鎧と刀があった。
レディ・ムラサキから日本の武将は討ち取った大将の首を捧げると聞いた
ハンニバルは彼女を侮辱した肉屋の主人を刀で切り殺し、その首を切断して捧げた。
やがて、彼は自分の中の狂気に目覚める。いや、はじめから彼は狂気そのものだったのかもしれない。
「羊たちの沈黙」などでおなじみのサスペンスホラー界のカリスマ、
ハンニバル・レクターの幼少期から青年期にかけてのお話である。
なぜ、彼が人を殺すようになったのか?、そして人肉を食らうようになったのか?今までの作品では明かされなかったレクター博士の過去がこの作品で明かされる・・・・のだが、この作品、別にハンニバルである必要はない気もしてくる。
この映画の小道具である日本文化は、パッケージにも出ている鎧のマスクをつけた姿と後のハンニバル・レクターと被らせるためのシーンに必要なものと思うが、剣道のシーンとかは正直要らなかった。このシーンがあるにも関わらず、後の肉屋の店長を切り刻むシーンではハリウッドでおなじみの間違った刀の使い方をしているのが非常に謎になってしまっている。
主演のウリエルはかなりのハマリ役。上記写真を見て貰うとわかると思うが、まさに悪のカリスマ的な、なにやら魅入られそうな妖艶の雰囲気を醸し出している。
血を舐めるシーンとかまさにドラキュラだし、次のドラキュラ映画では絶対オファーが来ると思う。うん、確証はない。
人肉を食うようになったきっかけが、シェフに頬肉は旨いと言われたからなんてのは単純ながらも異常者っぽい。
しかも、最初に食うときにキノコもトッピングするとは、なんとも美食家だ。
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