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雑談、映画、なんでもこい!という凄まじいブログ
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エヴィン

もし、過去を変えれるとするならあなたは何をしたいですか?

「アマゾンを舞う1匹の蝶の羽ばたきが、遠く離れたシカゴに大雨を降らせる」
バタフライ効果より。

主人公エヴィンは子供のコトから断片的な記憶喪失に悩まされていた。
幼馴染であるケアリーとその兄トミー、オタク少年であるレニー
4人の間に様々なことが起こる中、その障害のせいで真実がわからなくなってしまう。
時は流れ7年後、大学生になったエヴィンはこれまでに付けていた日記を見ることによって過去の失われた記憶を取り戻せるばかりか、実際その場面にタイムスリップ出来る事を知る。
自分のせいでケアリーの人生を狂わせたことに悩んだエヴィンはその能力で次々と過去を修復しようとしていくが・・・・。


時をかける少女・・・・ではなく青年である。
断片的に失われた過去は実は未来の自分がタイムスリップした痕跡だったのだ。
この便利な能力で次々と過去を改変していき運命を変更していく主人公。
ただ、変更された現実に戻った際、脳に大量の記憶が流れ込んでくるため、毎回血を出してしまう。
ドラえもんのタイムマシンのようにお手軽ではないようだ。
こんな、体を張って頑張ってるのに改変された現実は全て最後に最悪な結果に・・・・。

運命を都合のいいように変えるというのはそう簡単なものではないようだ。
やがて、日記のない運命へと導かれたエヴィン。
日記を書くのは運命で決められたことではなく、あくまで人生の過程でしかなかったのである。

絶対絶命に陥ったエヴィンはある決断をする。
それは、時をかける少女のラストと同じく・・・・なかったことにする。
ケアリーと自分が出会わなければ・・・彼女は苦しまずに済む。
彼はビデオテープからケアリーと初めて会ったパーティーの過去へと飛ぶ。そして、ケアリーにわざと汚い言葉を吐き、自分から遠ざけようと・・・。
最愛の人を不幸という運命から守るため、あえて自分は身を引く。
つらい選択だ・・・。幼少時の彼女との思い出をなかったことにし、
まったくの他人となるのだから。
でもこれで彼女は解放される・・・・そして自分も。
目が冷めたエヴィンは日記とフィルムを全て焼却し、もう二度と過去を改変することはなかった。

彼の父親が言うように過去を変えるのは「神様への冒涜」だったのだろうか?

少なくとも、多くのパラレルワールドを作り出してしまったことに変わりはない。多くの異世界のケアリーは別の時間軸で不幸であり、救われないのだ。

だが、過去を変えなければただ死ぬことしか運命を選べなかったケアリーに一つの可能性を作り出したのは彼の功績であろう。

エンディングですれ違う二人。
もう一つのエンディングではケアリーにはコンタクトをしているが、
個人的に二人はすれ違わない元のエンディングのほうがいい感じである。

もし再び会ってしまったら、エヴィンのあの決断はなんだったんだ?ってことになるのだから。
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