ニューシネマパラダイス

トトと呼ばれた一人の映画監督は、親同然の老人アルフレッドが死んだという知らせを聞き、３０年ぶりに故郷のシチリアの小さな村に帰ってきた。
かつて、そこには村唯一の娯楽施設である映画館があり、子供から大人まで、人々の成長をそばで支え続けていた。
その映画館で働く、アルフレッドとともに過ごした幼少から、青年期、そして別れを静かに思い出す。

レミーのおいしいレストラン

嗅覚と味覚が異常に発達したレミーは、ネズミでありながらもコックになりたかった。
そんな、彼が仲間とともに住処を追い出され、行き着いた先は味の都パリ。そこの高級レストラン・グストーでスープをめちゃくちゃにしようとしたリングイニを助けたことにより、レミーの運命は大きく変わる。

チーム・バチスタの栄光

成功率６０％以下のバチスタ手術を驚異的にも数多く成功させてきた７人の天才からなるチーム・バチスタ。しかし、偶然なのか三例連続の謎の術中死が引き起こる。マスメディアの関心を集める中、原因を解明しようと病院長は外科とは何の関係もない神経内科の田口に調査を命じる。

突然の命令に戸惑い、なおかつ人を疑うことを知らない純粋な性格のため、思うように進まず、調査は事故として処理しようとする。
しかし、そこに厚生労働省から白鳥という男が現れ、こう言う。
「あなたの報告書、感心しましたこんなに騙されやすい人がいるとは！
これは殺人だ、
犯人はチーム・バチスタの７人の中にいる！」

地球が静止する日

1951年版地球が静止する日のリメイク。
突如、宇宙から飛来してきた謎の球体。
それは人類を地球のガンと見なす地球外生命体の箱船だった。
使者であるクラトゥは地球人たちと話の場を得ようとするが、アメリカ側は頑なにそれを拒否。そのせいで、地球浄化作戦はちゃくちゃくと進行しちゃって大変なことになってしまう。宇宙生物学者ヘレン博士はクラトゥをどうにか説得しようとするが・・・・アメリカ政府の追跡と息子の反抗もあり、なかなか思うように進まない。

キアヌは見事に宇宙人を演じきっているが、所々、コンスタンティンのような雰囲気を出しているときがある。なんだろうな。少なくとも、マトリクスのイメージはこの作品には感じられないので心配な人は安心してよろしい。正直な話、途中からキアヌより、ロバート・ホッパーの方が気になったのは内緒。だって、髭が生えたTバックだよ。吹き替えは若本さんかな？
お話の方は面白いんだけど、なんだか残念な気がする出来でした。
突拍子な出来事が多すぎて、展開がいまいち把握できなかったのと、地球浄化作戦がいまいち地味ではないかという感じ。
地球浄化のあれは、たぶんアバドンをモチーフにしているんだろうけど、もうちょっと派手な奴、大津波とかでもよかったんじゃないかな？
元の作品と一緒なら仕方がないんだろうけど。
展開については、いきなり教授の家にいったり、監禁されてる母親の携帯に普通に電話を掛ける子供とか飛びすぎたり、疑問が多い。
少し練り込みが足りないんじゃないのかな？

永遠に美しく

最愛の人を友人マデリーンに寝取られ、ブクブク太ってしまったヘレンは怪しげな美女から秘薬を貰い、見事、昔の美しさを取り戻すことに成功する。その姿に嫉妬したマデリーンも秘薬を使い昔の姿を取り戻すが・・・。

WALL・E/ウォーリー

人類が地球を捨てて、７００年。ゴミに埋もれた地球でたった一人の友達であるゴキブリとゴミを固めては並べる作業をしているウォーリー。
彼の楽しみは、ゴミの中から見つけた面白いものを集めることとミュージカルのビデオを見ることだった。そして、彼の夢は大切な人と手をつなぐことだった。
ある日、空から突如飛来した宇宙船から新型ロボット・イヴが降りてきた。
このピカピカしたロボットにウォーリーは一目惚れ。どうにかして彼女と仲良くしたいと頑張るが・・・・。


ピクサーの最新作はロボットの純愛もの。
最初、日本語の台詞がほとんどないにも関わらず、動作や瞳の動き方で何を考えているのかが十分理解できるから面白い。さらに、所々に入る小さな小ネタもピクサーらしい。後半出てくる機械に頼りすぎてまるまる太った人間たちは、宇宙船の形からしてアメリカ人の肥満を皮肉っているんだろうか？しかし、ここまではならないと思うぞ。さすがに。
最後の記憶喪失辺りはベタなのに結構ウルウルしてしまった。うーん、見せ方がうまいんだね。
スタッフロールは、これまでのピクサーとは少し違った表現方法で新鮮だった。
しかし、何時になったらNG集は復活するんだろうか？